わしずにそばを食べに行く途中、いつも気になってしまう古民家があります。
そこにはこんな張り紙がしてあるのです。
カナダと日本の親善コラボ
カナダ生れの藍染作家ブライアンと染色ニットのクリハラが共同で日本の伝統文化でもある藍染工房初めました
このような心おどるコラボが厚木の片隅で行われているとは、、。「ぜひ見学してみたい!」と思いつつ前を通っていたのですが、中に人がいる気配がありません。
しかし、この日はちがったのです。
ジャーン!なんともかわいい暖簾がかかっているではないですか。扉も開いてます。期待を胸に中へ入ります。
「な、なんだ、こりは!」
と衝撃を受けていると中からご夫婦らしき2人が出てきましたので「あのー、すいません。これって何なんですか?」と聞くと、なんとあらびっくり、これは靴下を編む機械というではないですか!
昭和28年にニューヨークからやって来たマシーンらしい。
大きさはかなりでかいです。
おっちゃんが機械を動かしてくれました。
機械がガッシャンガッシャンいいながら、みゅおーんと下へ編まれていっています。
おっちゃん曰く「最近のやつはつまんないよねー」とのこと。確かにこれに比べたらつまらないでしょうね。なんか宮崎駿の映画に出てきそうです。
その機械で編まれた綿100%の紳士ソックスがなんと100円で売られています!これはどう考えても採算を度外視した破格です。
その肌触り、プライスレス。
私も一足買ってみました。これほどセンスのある靴下がなんと350円!履き心地の良さといい普通に買えば確実に1200円はするであろう品です。
こんな所が厚木にあったとは、藍古庵おそるべし。お店はだいたい水曜日と土曜日に開いているそうです。
あとおっちゃんによると相模原で蚕から糸をつくって織ったり染めたりと全部自分でやってしまうブライアンが来ている事もあるのだとか。ブライアンは外人なので時間に遅れたり、約束してても来なかったりするらしい。次回はブライアンがいる時に行けるといいな。
藍古庵のMAP→厚木市中町1-3-21
「藍古庵 – 厚木で一番上質な靴下が100円で買える夢のお店」への5件のフィードバック